中国・新疆ウイグル自治区での強制労働疑惑やミャンマーの軍事クーデターを機に「ビジネスと人権」を巡る国際社会の目が厳しさを増しています。外国人技能実習制度を利用して来日し、様々な企業や生産工場の現場等で、貴重な労働力として雇用されている実習生の人権を守るための行動に今、国を挙げ本気で取り組む事が求められています。背景には、日本の外国人技能実習制度について米国務省が兼ねてから非難しており、昨年には技能実習制度を巡る状況の改善が不十分だとして日本の評価を格下げしました。このような技能実習生受け入れを行っている監理団体、企業様を取り巻く環境のなか、皆様と一緒にリスクの認識、技能実習制度の社会認識向上に努力を続けたいと思います。実習生達は重要なパートナーであり彼らを尊重し、日本が選ばれる事が大切です。満足して帰国してもらえれば、またいい人材が来てくれる。そして、帰国後に消費者や旅行者として私達に恩恵を与えてくれることもあり、好循環に繋がるのではないかと思います。IBCAは、企業の皆様と末永くパートナーであり続けるために、技能実習制度の社会評価向上を目指し、頑張って参ります。