IBCAでは、技能実習生がたくさんの野菜を育てています。
トマトやオクラ、バジル、ナスなど季節ごとに色とりどりの野菜が植えられ、すくすくと育っています。
課外活動の一環として始めたこの農園。なんと、野菜だけではない思わぬ収穫がありました。
実習生がIBCAで生活するのはたったの1か月。
その後は会社へ配属されますから、残念ながら自分たちが植えた野菜は食べることができません。
1か月の講習の間、私たちは実習生に「日本人マインド」を指導しつづけます。
「自分さえ良ければいいと考えない」「みんなの為に」「他の人が困らないように」
実習生に日本の習慣やルールを説明する時には、このように “日本人の考え方” を伝えるようにしています。
器用で活発な彼らは、言われた通りに畝を作り、水をやり、どんどん農園を大きくしていきました。
先輩たちが植えた野菜を後輩が食べ、また新しい種を植え、それをまた次の後輩が食べ…という風に、
IBCA農園は実習生の手で代々受け継がれていくことになったのです。
「次の人のために」という日本人ならではの思いやりの気持ちが、いつの間にか彼らの中でも育まれていたのです。
ベトナムやミャンマー出身の実習生は、辛い物が大好き。
「日本の唐辛子は全然辛くないです!」と言いながら、唐辛子の種を次にやってくる後輩のために植えてあげるようになりました。
顔も知らない後輩のために、育ててあげるのです。
何とも素敵な、命と思いやりの連鎖ですね!